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北海道ミニ(その7) [旅]

帯広を発って一時間半余り。釧路に着く。
午後一時すぎなのに、街は霧の中に溶け込んでいるかのよう。
予約していたのは、釧路プリンスホテルで、駅から十分ほどある。
歩いているうちに道を一本間違えていたことに気づく。
でも、北海道の街はだいたい歩きやすいし、間違いも修正しやすい。
道路はまっすぐで、街路ごとに番号が振ってあるんだから。

ホテルのある街区の角で、啄木の歌碑をみつけた。

  陶陶沙ながくも声をふるはせてうたふがごとき旅なりしかな

だった。記憶していない歌で、ちょっと戸惑う。
ホテルに落ち着いてから、駅の観光案内に置いてあった釧路案内の
パンフを見てみると、市内には啄木の歌碑が27もあるとのこと。
啄木はこの町に二か月半しか滞在しなかったのに、大量に歌を
作っていたのだった。ふ~ん、何しに来てたんだろ?
でも、釧路の街を歩く楽しみも倍加するというもの。

少し休んだ後、啄木の歌碑が集中的にあるという、釧路川の対岸へ
出かけてみることにする。途中にフィッシャーマンズという市場が
あるので、そこにも立ち寄ることにする。歩いているうちに、
霧がますます深くなり、空中から霧が染み出すような、
雨に変わってきた。気温は二十度くらいで、少し肌寒い。

幣舞橋という凝った名前の橋をわたる。橋には四季の像が
建てられていて、いずれも女性の全身像。作者は佐藤忠良(夏)、
船越保武(春)、など。いずれも素敵だが、霧が濃くて、近くまで
行かないとよく見えない。川面もほとんど見えず、川べりの舟が
霧に浮かぶように現れてくるところが幻想的。

啄木の歌碑も意外と見つけにくい。
ようやく五か所探し当てたところで、ホテルに戻ることにした。

 さいはての駅に降り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき 啄木
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