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仙台×短歌(その8) [旅]

入浴後は、四人部屋の人たちの部屋で
十時半までお喋りしたあと、部屋に戻って就寝。
旅館の部屋は、キングサイズのベッドが二つ並んだ寝室と、
八畳+二畳くらいの居間。TさんとKUさんにベッドを使ってもらい、
私は居間の布団で寝たのだけれど、やはりあまり眠れず。
四時過ぎには起きてしまった。そうっと支度して一人で
新館の方のお風呂に行こうとすると、Tさん、KUさんも
起きてこられて、結局三人で行くことに。

その後、近くを散歩しようということになり、
旅館の受付で尋ねると、川沿いの遊歩道がいい、
入り口のところまで、車で送ります。今はフロントが暇、
ですから。という返事。親切な対応に感激する。

名取川に添ったこの渓谷は、磊々峡と名付けられていて、
一部に遊歩道が設けられている。ここをKUさんと二人で歩いた。
Tさんは、足元が悪いから、と途中で帰ってしまったのである。

ひんやりとした朝の空気をたっぷりと吸い込みながら、
新緑から深緑に変わろうとするこの渓谷を歩くのは、
本当に気持ちよかった。谷底は深く、水はほとんど見えない。
遊歩道は渓谷に添いつ、離れつしながら続く。
素晴らしいのは、川岸の巨岩で磊々峡の名の由来に
なっているのだが、命名者は東北大で独文の教えていた
小宮豊隆氏だということを、後でHさんから頂いた
お手紙で知った。彼は漱石の『三四郎』のモデルになった、
と言われ、本人も自認していたのだとか・・・。

川沿いを暗いほどに覆う木木の多くは楓のようだった。
紅葉の季節はさぞかし、美しいに違いない。
KUさんは、熱心にメモを取っている。
短歌をしている人は、好奇心も向学心も強く、
こういう姿勢から、いつもたくさん教えられてきたなあ、
と改めて思った。ゆうくり20分ほど歩くと、遊歩道は途切れ、
覗橋という橋に出る。ここで、ようやく川の水が見下ろせた。
めまいがするほど深いところに、水はきれいに透き通っていた。
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