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私のうた(その3) [言葉]

生まれて初めて生のパイナップルを食べたのは、
小学校高学年の頃で、昭和三十年代の終わりころ。
当時は東北に住んでいたのだが、父の部下が
なんと新婚旅行宮崎に行ったのである。

宮崎って、温暖で豊かなところだろうなあ、
雪も少ししか降らないんだろうなあ、と、
ただ、南国であるというだけで、未知の地への憧憬は募った。

頂いたパイナップルは思い描いたほどに甘くも、
美味でもなく・・・。
その後、少しずつ、南の地には南の地の悲しみがある、
と知ることになる。

        ****
   パイナップル     おかべふみ

 とげとげしてるよ きがたってるよ
 ちかづかないで、ほうっておいて
 まだまだまずいよ すっぱい
 てをふれないで かえってちょうだい

 なかまはみんな うみをこえ そらをこえ
 とおくのくにへと うられていく
 むらじゅうだれもが そうぞうできない
 あかいあきのくに しろいふゆのくにへ

 せめてひとつだけ このおそいみだけでも 
 のこしておいて しまのこどもに
 だって、たぶん、きっと
 おそいみこそが いちばんあまいみ 
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