So-net無料ブログ作成

私のうた(その2) [言葉]

私は幼稚園には入っておらず、小学校入学半年前まで、
読み書きが全くできなかった。
「学校で教わるまで、無理に教えるべきではない」
というのが、母の方針だった。
入学四か月くらい前に、健康診断と面接があり、
その時に自分の名前が書けなくてはいけない、
と聞いてきた母は、ちょっと慌てていた。

私の旧姓は「さいとう」。この「と」と「う」が、
そっくりに見えて、いつもどちら側を向いているのか迷う。
まず、お箸を持つ手の側を向く方を書いて、それから
反対向きの「う」を書く、と教わり、しばらくは、鉛筆を
一旦置いて、ご飯を食べる動作をしないと書けなかった。

次に自分の名前の最初の字、「ふ」がすごく難しい。
なかなか書けない私に業を煮やした父が
「前の字の『う』をもう一度書いて、両側に
点を打つとそれらしく見える」
と、「抜け道」を教えてくれた。

入学して、自分の姓名を書いていると、
隣に座っていた男子が、
「お前の『ふ』、変だな。
数字の3を書いてから、両側に点を書いたらどう」
とこれまた、抜け道を教えてくれた。
         ***

  ひらがなのべんきょう     おかべふみ

 めいろみたいな   あゆぬれねおめ
 にていてちがう   へりくつこいし
 かりたりすてたり  ほけたなはにま
 どっちむいてる   うるとらろてちか
 かっこがつかない  やみひそえふむ
 べんきょうなんて  すきものさせよ
 いいね、いぬにはじがなくて  わん!


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0