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藤沢周平体験(その2) [文学]

十数年前、相棒が「『隠し剣 鬼の爪』って映画
面白そうだよ、観よう」と言うので、一緒に見た。
なかなか面白い映画だった。
特に、隠し剣なるもの、その名の通り、最期まで
どんな武器なのか、どのように使われるのか、わからず、
はらはらしながら、引き込まれてしまっていた。

この映画の原作者が
フジサワシュウヘイ、と耳にして、あれ、あの
『白き瓶』と同じ作家? 同姓同名? と思ったのだった。
同じ人物か? いや、違うんじゃないか、と思ったのは、
映画の「隠し剣」は、エンターテイメント系の
原作をもとにしているだろうという感じが強かったから。
こんな楽しい小説を書く人が、わざわざ長塚節なんかの
自伝に手をつけるもんか、なんて思ってしまっていた。

フジサワシュウ、とか紛らわしい作家もいるし・・・と、
はっきりとはしないまま、確認することもなく、
私は続いて、隠し剣と同じ原作者の作品をもとにした映画、
「武士の一分」や「たそがれ清兵衛」などを見続けた。
読みたい小説や歌集、調べなければならない資料、
自分なりに勉強しなければ、と思える分野もあり、
この時点でもまだ、私は本当の藤沢周平に出会っていない。
(この項、続けます)


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