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柑橘記(4) [食文化]

蜜柑の商業的北限は神奈川県西部あたりらしい。
と読んだのは三十年近く前だから、最近の温暖化で、
もう少し東の方へ移っているのかもしれないけれど。

子供の頃は東北の豪雪地帯に暮らしていたので、蜜柑、
つまり温州ミカンのことだが、かなりのぜいたく品だった。
我が家では年末が近づくと、箱入りで注文する。
縦横50センチ×30センチ、深さ20センチくらいの木箱に、
四十個くらいは入っていたのではないだろうか。
いわゆるお正月用の御馳走の一角を占めていて、
年越しの夜あたりから毎晩、一人一個ずつ与えられる。

お風呂上りなんかにその蜜柑を大切に剥いて食べる。
しゅわっとした甘さと、程よい酸っぱさ、そして
なにより豊富な果汁が口腔に広がるのが気持ちよかった。
箱入りの蜜柑がなくなると、しばらく、
我が家の食卓から蜜柑は遠ざかる。
また来年、お正月が来るまでのお預け期間となる。

ああ、それなのに、蜜柑が安物果実に成り下がって
しまったのはいつ頃からだろう。確かに甘いだけで、
蜜柑特有の酸っぱさや風味が失われている、と感じていたが。

勤めていた頃だから、今から三十年以上も前のことだ。
一時、若い男性の多い部署に回されていたことがある。

そこで、アルバイトの女性が「皆さんに」と自腹を切って
蜜柑を沢山、買ってきてくださった時があった。
贅沢に慣れた若者たちは、誰も手を出さない。
雪が降った日、その日は休日出勤で、幸いアルバイトの人は
いなかったのだけれど、男性たちは昼休みに中庭に出て、
なんとその蜜柑で、投げ合いをして遊んでいたのだった。
この職場は私は最後まで、肌が合わなかった・・・・。

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柑橘記(3) [食文化]

果物について調べようとする時、いつも取り出す本がある。
女子栄養大学出版部編『食用植物図説』。古い本である。
1970年初版となっていて、相棒が学生時代に古書店で
購入したものらしい。700種類もの植物が、その枝、花、
実との細密なイラストも掲載されていて、
見ているだけで楽しくなる本。
特にかんきつ類である「準仁果」という項目のところが
大好きで、このあたりをいつも見ている。

不思議なことに思われるのだが、林檎の項目に
記載されているのは、一種類のみで、その下に、
品種として、数種類が載っているだけ。

ところが、かんきつ類となると、ライム、橙、
晩白柚、八朔、文旦、伊予柑、紀州蜜柑、などなど、
三十種類も登場するのである。大きさも極小の
マメキンカンから、大人の頭大の晩白柚まで、
それこそ千差万別、百花繚乱の趣がある。
この書を見る限り、果物でもっともヴァラエティに富み、
広がりを持っているのはかんきつ類ではないか、と思えてくる。

でも、果実の世界もなかなか移り気で、油断ならない
社会らしく、次々に新しい品種が開拓されては、古い
品種が跡形もなく消えていく、といった様相を呈している。

この書には載っているものの、私が全く見たこともなく、
聞いたこともない作物(八代蜜柑、宇樹橘)などもあるし、
また最近よく見かけるのに、この書には載っていない、
というものもあるのでは・・。品種なのか商標名なのか、
よくわからなくて、混乱しているだけかもしれないのだけれど。
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柑橘記(2) [食文化]

我が相棒は、三余年前から、一年に二、三度、
仕事で中国に出かけている。一度出かけると、長い時は、
三か月、短い時は二週間くらい現地に滞在している。
食事には苦労しているみたいだが、自分なりに工夫し、
新しい発見もあったりするみたい。私が種々の状況で
同行できないのは申し訳ないのだが、彼にとっては
いいこともあるようだ。

その一つが、果物。中国では苺やブドウが安くて、
結構おいしいものも多いらしくて、それが楽しいらしい。
「春先は、凄く大きな蜜柑が出回るんだよ」
と言われて、ちょっと驚いた。彼は基本的に、
我が家で蜜柑を食べないからである。味が嫌い、
と言う訳ではなく、自分で皮をむいて食べるのが面倒、
というだけらしいのだが。はてさて、彼が見つけたという
大きな蜜柑とは、何なのだろう・・・。

最近、一緒に買い物に出かけた際に、
「ああ、これ!」とついに発見。それはなんと、
晩白柚でした! 私が良くいくスーパーでは二月~三月に
かけての本の三週間ほど見ることができるだけ、それに
お値段がとても高い。千円、大きさによっては千五百円くらい。

「ああ、中国では10元くらいで買えるのになあ」
日本円で170円くらいですね、それは安い!

凄くおいしい、というので、千円ちょっとだった時に
思い切って、買って食べてみました!
皮が分厚くて、剥くのが大変。

  匂ひたつ氷のごときたましひは全身かけて剥く晩白柚
                     岡部史

でも、香りは良いし、なんとも上品な甘さと、
爽やかな舌触りが得難い味の、かんきつ類でした。
昨日、スーパーで久しぶりに見かけたので、手に取ろうと
して、慌てて引っ込めた。なんと1980円+税。
まさにお値段は、氷のたましいの果実です。

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柑橘記 [食文化]

奄美大島を初めて訪れたのは、南島とはいえ、
冷たい強風が吹きつける、一月下旬のこと。
その年は、島の人々も「こんな寒さは初めて」というほどの
寒波に襲われていた年だった。

空港からタクシーに乗って、島の中心部名瀬を
目指している途中、道のわきが深い谷底のように
なっているところを通った。その細長い谷底に、オレンジ色の
灯りがともっているように見えて、不思議な気持ちになった。
運転手さんに尋ねると、「あれはタンカンですよ」
との返事。このあたりで作られるかんきつ類だという。

「蜜柑なら、日当たりの良い斜面に
植えられるのが普通だと思うんですけれど・・・」
と、独り言のようにつぶやくと、
「ここのあたりは海からの風が、とても強いんです。
それで、斜面では実が全部落ちてしまうんです。
やむを得ず、風よけできる谷底に植えるんですが、
日当たりは大丈夫。島は日照時間が長いですからね」
とのことだった。なるほど・・・。
ところ変われば品変わる、そして栽培方法もまた。

タンカンは「桶柑」とも表記され、中国南部から
台湾経由で南西諸島に移入されたものらしい。
大きさはちょうどオレンジくらいで、そもそも、
ネーブルとオレンジとの自然交配から生まれたものらしい。

果肉に密度があり、甘くて香りもいい。一月下旬から
三月上旬くらいまでと、旬の期間が短いらしいし、
生産量もさほど多くはないらしいので本土で売り出される、
というところまではいかないらしいのが残念だが、
人気が出ること間違いなしの、絶品のかんきつ類だった。
蜜柑の話、もう少し続けよう。
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ヒトラーの忘れもの [映画]

ナチスに関する諸々の出来事は、戦後の文学や
映画の題材として多用され、今なお、話題作が
生み出され続けている。そのことを時々、ドイツの
人々の側に立って思うことがある。この負の遺産が
いったいいつまで続くのか、息苦しく思うことはないのか、と。

WOWOWでまたもや「ヒトラー」を冠した映画を見つたとき、
これがデンマークとドイツとの共作になっていることに
興味を引かれた。もしや、これまでにない視点からの
「ナチスもの」か、と思ったのである。

私は全く不明にして知らなかったのだが、ナチスは
デンマークの海岸線に、200万個以上の地雷を埋めていた
のだという。連合軍の上陸に備えてのことで、それらには
様々な形や仕組みがあり、処理の仕方も異なるものらしい。

この処理に、戦後のデンマークは捕虜のドイツ人少年たちを
動員した。漁民たちが利用していた海沿いの小屋に住まわせ、
食料も与えずに、激務に駆り立てたのである。少年たちには
地雷処理の知識はなく、ほとんど訓練も受けていなかった。

映画では、十数人の地雷処理部隊と、管理するデンマークの
軍曹が登場する。ナチスへの憎悪の余り、軍曹は少年兵たちを
酷使するのだが・・・。
少年兵たちは、地雷の処理に失敗し、ひとり、ふたり、
と命を落としていく。世慣れしない、あどけなさを残したままで。
そのむごさに、軍曹の心は次第に変わっていく・・・。

見ていて、とてもつらい映画だった。そこでの地雷処理が
完了すれば祖国に帰れると信じ、与えられた職務を必死に
こなそうとしていた少年兵たちだったが・・・。
彼らのほとんどが、その希望がかなえられることはなかった。
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題詠「音」 [短歌]

今月の横浜歌会は題詠の月で、お題は「音」。
編集長の松村さんが出席されるということもあってか、
参加者は久しぶりの二十名超え、で二十二名参加。
参加者は十代から八十代までと、世代の幅も広い。

私が詠草取りまとめ&作成係を引き受けていたので、
ちょっと大変だった。合計44首の作品をA4判の二枚に、
見やすく打ちだすのが大変で。結局千名さんにSOSを
出してしまった(情けなや)。

作品も質が高く、かつ内容的にも色々で、楽しい歌会に。
音の種類も豊富で、雨音、心音、足音、水音、子音、母音、
音色、無音・・・などなど。様々な音に耳を澄ましながらの
歌会となりました。

作者名が分かって居ての歌会というのは、久しぶりで、
かなりドキドキ、するものだということも改めて
感じてしまった。私はこの日、ぼたん雪がとけていく
状況下、誰かと吐息を吸い合い、体温を分かち合っている、
という作品を一押しで選んでいた。たぶんカップルが
寄り添い、雪の降るのを見つめているんだろうと想像し、
同時に、降るぼたん雪とも息を吸い合っているような、
不思議な印象を受けたからである。
この歌は、実は高校生の会員が詠んだ作品であった。

ところが、評者の中に「性愛の場面かも」と指摘される方がいて、
なるほど、そうも読めるんだけれど、ああ、でも作者の
年齢を考えると、その指摘、ちょっとまずいかも・・。
何も言わなかったが、老婆心が発動しそうになった(冷や汗)。

枕の中から音が足音が聴こえる、と読まれた作品があり、
それも何か不思議な印象がもたらされる歌ではあった。
子供の頃、雪の夜、列車の汽笛の音が枕の中から
聴こえるような気がして、震えながら耳を澄ましていたことが
あった。当時、「幽霊列車」とかいう、確か、雪の夜に
あたりかまわず暴走する列車を描いた漫画があったように
記憶するが(勝手に自分で作りだしたストーリーかも)、
そのことを思い出していた。歌会で出会った歌が、
遠い日の記憶を引き出し、それがまた、新しい自分の
作品に繋がっていく、そんな気もしている。

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歌集と歌文集 [短歌]

「歌集出してから随分経ってますよね、そろそろ次の歌集?」
最近、そんなことを言われることも少なくない。
最後の歌集出してから十五年余りも経つのだから無理ないかあ。

でも心は重い。歌集出しても、あまり読まれている実感が
ないことが第一。売れないのは当然としても、贈呈しても、
ほとんど読まれないのは虚しい。私も贈呈されても、
ぱらっとめくるだけで、あまり気合い入れて読まない、
という時期が長くあった。今はちょっと事情が変わったが。

それは、皮肉にも歌集を出さなくなったことと関連がある。
歌集よりも、いわゆる歌文集に気持ちが向かうようになったから。
十数年前、お菓子の文化史に興味を持ち始め、
それを機に、お菓子の詠み込まれた歌を集めるようになった。
意外に面白い歌が多くて、そのことが六年前に刊行した
『お菓子のうた 甘味の文化誌』につながった。

この本は本当に自分が書きたいものを書きたいように書き、
出したい形で出したもので、出版した時はただただ、
達成感があった。歌壇関係の人や出版社にも贈呈はしたが、
どこの出版社も、書評に取り上げてくれるどころか、
「年間刊行目録」みたいなものにすら、載せてもらえない
ほどだったけれど。それはもう、どうでもいいことで。

一部の友人が「面白い。続編出して」と言ってくれたこと、
また、意外に購入して読んでくれた人がいたこと、にも
気分を良くして、次の『郷土菓子のうた』を構想し始めた。

これは良い歌がなかなかみつからず、難航した。歌文集の
大きな決め手は、良い歌に出会うこと、に尽きるのである。
文章の質を高めてくれるのは、ひとえに歌の力なのだから。
ぽしゃりそうな危機を何度も乗り越え、ようやく昨夏、
刊行できた時は歓びもひとしお、だった。それにそれに・・・。

あちこちの地方紙でこの本を取り上げてくれたからである。
京都新聞、毎日新聞、神奈川新聞、河北新報・・・。
これは嬉しいことだった。おかげでアマゾンに販売を
委託していた分は、昨年暮れに売り切れたとの連絡もあった。
部数としてはわずかなものである。でも、売れた、ということは
大きな励みになる。歌壇の出版社では、販売を委託しても、
そして、多少は売れたはずとしても、何の連絡もくれなかったり
するのに・・・。
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はこべら [短歌]

永田和宏氏の最新歌集『午後の庭』を読んでいたら、

 はこべらの<ら>は等(ら)にあらず繁縷でありしを知りぬ『胡瓜草』のなかに
                   永田和宏『午後の庭』

という一首が目に留まった。ちなみに、『胡瓜草』は
花山多佳子さんが2011年に刊行された第八歌集で
繁縷の歌は二首収録されている
 

  今日のやうな風のふく日に繁縷(はこべら)は花よせあひて受粉するのか
  プランターに冬青かりし繁縷を指もて剥がす捲(めく)るごとくに
                  花山多佳子『胡瓜草』
である。
永田さんの作品を読んで、あ、はこべらの<ら>については、
私も詠んだことがあったぞ、と思い出す。この「ら」を、
「等」と思って詠んだわけではなかったはずだったが、
と記憶があやふやになり、詠草のコピーを引っ張り出してみた。

2016年二月に詠草として提出、「塔」の同年五月号に
掲載されている一首なのだが、

  はこべらの「ら」に呼びかけの響きありはこべ一斉にかしら上げたり
                   岡部史

「はこべら」を「はこべ」と呼び変えて詠んでいる。これは、
誤り、だったっけ。と二年前の創作当時を思い返してみた。
いや、二通りの名称があったのではなかったか。
辞書で確認すると、やはりそうなのだった。
「はこべら」の古語が「はこべ」で、どちらも
「繁縷」と表記するのである。
古語で「はこべ」と呼んでいたものが、
「はこべら」になったんだから、どうしたって、
複数形で「等」がついたんじゃないか、
と考えてしまうのも無理ないところ。
日本語って、おかしいなあ、そして面白いなあ、
と改めて思い、ひとり笑ってしまった。

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目のりんご [生活]

数年前まで毎朝、車で通っていた道がある。
通勤する相棒を私鉄の駅まで送っていたのである。
相棒は仕事が変わっているのでこの道は通るのは
久しぶりだった。
かつて見慣れていたアパートが
目に入った。「家主の姓+荘」という名札が見える、古い
二階建ての木造、今はかなり空き室もありそう。
あの人、まだ棲んでいるだろうか。

このアパートは信号のすぐ近くにあるので、
赤信号で待たされる時も多かった。
そんな時、アパートの住人らしい父子を目にした。

小柄の三十代後半くらいの、おそらく中東系の男性。
古びた自転車の後ろに三才くらいの子供を乗せて、
保育園に送っていくところらしい。

男性はすごくいとおしそうに子供を抱きかかえて
荷台につけた椅子に載せ、洋服を直してやり、
さらにいとおしそうに子供を撫で、キスをしている
こともある。そしてやおら、ぎっちらぎっちらと
自転車を漕ぎ始める。
何か楽しそうな歌をうたって、子供に聞かせている、
そんな様子も見えたりする。車の窓を開けているときは、
追い越しざまに、(どこの言葉かわからないが)歌声が
耳に届くこともあった。

子供を全身で愛しているんだなあ、と
なんだかジンワリしてしまう。
日本人はつい余裕がなくて、特に朝は、子供の扱いも
ぞんざいになりやすいし、
(もちろん、決して子供への愛情が薄いわけではないが)
表現できていない人が多いのに・・。と思ってしまうのだ。

ふっと、the apple of my eyeという言葉が浮かんだ。
「私の目のりんご」、愛おしくてたまらないものを
表す言葉である。日本では「目に入れても痛くない」。
でも、林檎という具体に仮託した言い方が
より素敵に感じられる。目に愛情の紅いあかりが
点っているみたいで・・・。
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吊り橋ぢやない [短歌]

Eテレで放映された永田和宏氏のインタビュー番組
「こころの時代」、録画しておいていたものを観た。
まず「科学者」としての質問があり、例の「三重苦」
が紹介される。私はもう永田さんが書かれている
エッセイ類はほとんどといっていいほど読んでいるし、
講演も拝聴させてもらっているし、で、もちろん、
「どうして自分は物理に落ちこぼれたか」の話は
耳タコなんだった。
(知らない人のために書いておくと、
永田さんは学生運動世代で、入学時大学はほとんど
授業が行われていなかった。これは理科系には致命的で、
このことが一つ。さらに短歌に魅了されてしまったこと、
同時に河野裕子さんと恋に落ちてしまったこと、である)。

でも永田さんの関西訛りのある優しい声が耳に
心地よくて、すっかり聞き入っていた。

やがて、京大病院で乳がんを宣告された当日の河野さんの、
診療終了時を見計らって、永田さんが様子を見に行った時
のことに話が及ぶ。当時永田さんは京大に勤務されていた。
その時のことを、河野さんは短歌に詠まれているのだ。
「病院横を歩いていると、むこうより永田来る」という
詞書の後、
  何といふ顔してわれを見るものか私はここよ吊り橋ぢやない
                  河野裕子『日付のある歌』

初めて読んだ時、私は衝撃を受けた。他人の私でさえ。
永田さんの衝撃はいかばかりだったろう。何といっても
この結句、このみごとな「飛び様」である。
衝撃を受けつつ、どう読んだらいいんだろう、と
疑問は残った。ずっと、ずっと考え続けてきた。
考えて答えが出るというものではないが・・・。

考えた末「私は私よ、吊り橋(のように不安定なもの)
なんかじゃないの。」と理解するべきか、と思っていた。

ところで、「こころの時代」で永田さんはこの歌に触れられ
「(自分にそういう意識はなかったのだけれど)、
定まらない視線で見てしまっていたのでしょう」
というようなことを仰っていた。ああ、そうだとすると
歌の意味は微妙に変わってくるかもしれない、と思ったのだ。
つまり
「私は地面をちゃんと歩いているじゃないの。吊り橋の
上にいるみたいに、不安定に見えるの?」
というような意味に。

ああ、でも謎である。それでいて素晴らしい結句
であることには違いない。癌宣告という衝撃を受けていて、
さらにこんなフレーズを生み出せることが凄い!
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